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交通事故の解決事例

被害者請求で異議申立をして14級を獲得し賠償額が約2.7倍になった事案

事故時診断:頚椎捻挫・腰椎捻挫
後遺障害:14級

59歳の自営業の男性が、交通事故で受傷(頚椎捻挫・腰椎捻挫)し、約6か月間通院治療の後、事前認定で後遺障害等級非該当となりました。
症状が残存しているにも関わらず非該当という結論に納得できなかった被害者は、当事務所に相談されました。
当事務所は、受任後、異議申し立てをしたところ14級9号を獲得しました。
当初保険会社は非該当を前提に96万円の提示でしたが、最終的には255万円の解決となりました。
当初の提示額より約2.7倍となりました。

後遺障害慰謝料:0万円⇒110万円

後遺障害逸失利益:0万円⇒36万円

弁護士からのコメント

この事案は、事故から症状固定までぎりぎり6か月間に満たなかった上、事前認定でも非該当になっていたことから、異議申立も通るか微妙な事案でした。
当事務所は、カルテの分析と陳述書の作成のほかに、症状固定後も被害者が病院に通院していることを捉えて病院から通院証明書を取り付けて異議申立を行いました。
その結果、自賠責保険の調査事務所からの医療照会の結果も踏まえて併合14級(頸椎捻挫・腰椎捻挫両方とも認定)が認定されました。
また、逸失利益が低めになっていますが、この事案は休業損害や逸失利益の基礎収入を裏付けるのがかなり困難な事案でしたので訴訟前解決としてギリギリの線での示談となりました。

最終更新日:2013年8月30日

※個人の特定を防ぐため具体的な金額は1万円単位あるいは10万円単位にさせていただいています。