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交通事故の解決事例

債務不存在確認訴訟を提起された男性が反訴を提起し約150万円の賠償金を認められた事案

事故時診断:頚椎捻挫、腰背部挫傷、内耳性めまい
後遺障害:非該当事案

30代男性の運転する車両が、路上で停止していたところ、前方にいた車両が後退してきた為、両車両が衝突した事故です。
当事務所にて受任後、相手方は、事故態様が逆突で軽微であること等を理由に、本件による受傷は認められないとして、債務不存在確認訴訟を提起しました。そこで、当事務所では、反訴を提起し、被害者の損害額と共に、損害の相当性について主張しました。
最終的には、裁判所からの判決により、約150万円(遅延損害金含む)の賠償金を認められました。

弁護士からのコメント

事故態様が軽微である場合、相手方保険会社等から受傷そのものを争われる場合があります。
本件では、いわゆる「逆突」という事故態様や、「事故直後に被害者が痛がっている様子を見せなかった」等という加害者の主張等により、債務不存在確認訴訟を提起されました。
しかしながら、逆突事故とはいえ、被害者は、事故当日から整形外科へ通院し、痛み止めの処方やリハビリ治療を継続して受けていました。そこで、裁判においては、物損の資料や診療記録を精査し、被害者の陳述書等も提出しました。事故時の状況や受傷機序を丁寧に立証することで、本件事故による被害者の損害が認められる結果となりました。

最終更新日:2019年7月26日

※個人の特定を防ぐため具体的な金額は1万円単位あるいは10万円単位にさせていただいています。