14級の事前認定から異議申立てをして12級が認定された事案
14級の事前認定から異議申立てをして12級が認定された事案
事故時診断:頭部挫創、頚椎捻挫、腰椎捻挫
後遺障害:12級
67歳男性が歩行中に車にはねられる事故で受傷し、頭部挫創により30針ほど縫う手術を行い、1カ月ほど入院し、頚椎捻挫、腰椎捻挫で2年ほど通院した後、症状固定をしました。
事前認定で併合14級を認定された後、異議申立を検討したいということで、相談を受け受任しました。
受任の際、被害者の頭部に挫創による醜状痕が確認できたにもかかわらず、後遺障害等級に反映されていないことが発覚しました。
受任後、後遺障害診断書に加筆の依頼をし、異議申立を行い、醜状痕が認められ、併合12級が認定されました。
相手方保険会社と交渉をし、過失割合を差し引いて、最終的に約480万円(自賠責保険金含む)で示談をしました。
当初提示額:約269万円⇒約480万円
弁護士からのコメント
依頼者は、当初、頚椎捻挫・腰椎捻挫で後遺障害等級14級が認定され、約269万円の提示を相手保険会社からされていました。
依頼者は、この提案額で、示談していいのか迷い、当事務所にお越しになられました。
年配の男性ということもあって、一見醜状痕が見落とされがちですが、確かに額に大きな線状痕が認められました。
これまでの手続きでは、そのことが全く見落とされていたため、主治医に後遺障害診断書に追記をお願いし、結果として12級を獲得することができました。
依頼者には、非常に喜んでいただきました。
ご相談者の声
- このまま被害者の立場に立っていただき、被害者の要求に少しでも近づけるようがんばっていただければと思います。