交通事故の解決事例
14級認定後、保険会社の提示額から190万円程増額した事案
事故時診断:頚椎捻挫
後遺障害:14級
60代の女性が、停車中に追突され、頚椎捻挫等のお怪我を負った交通事故です。
依頼者には、7ヶ月通院した後も症状が残存していた為、弊所にて後遺障害認定申請(被害者請求)を行い、14級9号の認定を得ました。
その後、14級9号を前提に相手保険会社へ損害賠償請求を行ったところ、保険会社の回答は、最終支払額約10万円というものでした。
そこで、依頼者とお打合せの上、紛争処理センターへ申立てを行い、最終的に約200万円程度で示談が成立しました。
弁護士からのコメント
本件では、依頼者が兼業主婦であったことが、双方の主張額に大きな差ができた理由の一つです。
紛争処理センターへ申立後も、相手方保険会社からは、休業損害や逸失利益について、家族構成や勤務形態を理由に、給与所得者として算定するべきとの主張がされました。
そこで、弊所では、事故前後の家事労働の実態について、依頼者の陳述書や弁護士意見書を作成し、紛争処理センターへ提出し、家事従事者として算定するべきとの反論をしました。
最終的には、概ねこちらの主張が認められる形で示談が成立し、依頼者にも大変お喜び頂きました。
弊所では、本件のように保険会社との直接交渉が決裂した場合、事案の内容や依頼者のご意向に応じて、裁判よりも比較的早期の解決を見込める紛争処理センターを利用することもございます。
解決方法については、都度依頼者の方とお打合せさせて頂いておりますので、まずはお気軽にご相談ください。
ご相談者の声
- お会いしてからしばらく音沙汰なく、ちょっと不安でしたが、ご連絡頂ける様になってからは、数度に渡り、細かい状況説明であったり、電話であったりお手紙等で、とても親切丁寧で感謝しております。
ちょっとした事なのですが、毎回送られてくる書類が入った封筒の切手は、センスのいい記念切手を使われ、細部にお心遣いが感じられました。そして対応がすばらしかったです。
山口先生に感謝と、スタッフの皆様に感謝。ありがとうございました。
最終更新日:2021年4月16日
※個人の特定を防ぐため具体的な金額は1万円単位あるいは10万円単位にさせていただいています。