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30代の自営業者(女性)が、当初提示の約10.6倍の賠償金を得た事案

30代の自営業者(女性)が、当初提示の約10.6倍の賠償金を得た事案

事故時診断:頚椎捻挫
後遺障害:14級

提示金額 増額 弁護士交渉後
傷害慰謝料 39万円 164%UP 103万円
休業損害 0円 UP 64万円
後遺障害慰謝料 0円 UP 110万円
後遺障害逸失利益 0円 UP 77万円
当初提示額 39万円 964%UP 最終示談額 415万円
増額分 376万円

30代の自営業者(女性)が、交通事故で受傷し、約8か月間通院をして症状固定に至ったところ、加害者側が、相当な治療期間を「4か月」と主張し、既払金を除き約39万円の提示があり、その後、相談を受けることになりました。
 被害女性は、相談時も疼痛を訴え、症状固定後も通院をしていたことから、直ちに、後遺障害について被害者請求を行いました。
 カルテや医療照会の文書を添付し、緻密に損害の立証を行った結果、疼痛に関して14級9号が認定されましたが、加害者側からは後遺障害部分を含めて約60万円の提示がなされたことから、民事訴訟を提起することとなりました。
 訴訟では、被害者の就労制限の状況や自営業を廃業せざるを得なかった等の事実を、医療照会書、カルテ、会計書類、取引先への照会文書等で緻密に立証を行った結果、裁判所から相当な和解案が提示され、和解が成立し、既受領の自賠責保険金を含み、最終的に415万円で解決に至りました。

弁護士からのコメント

この事案は、初回の相談時に、治療期間に争いがあり、かつ、後遺障害についての被害者請求も未了であったことから、主治医とのコンタクトがとても重要になりました。
幸いにも、セカンドオピニオンとして受診した医師が、ご多忙の中、詳細な医療照会にご回答をいただくなど、適切な協力が得られましたので、被害者請求、民事訴訟でも当方の主張に沿った判断をいただくことができました。
 加害者側から賠償額の提示があった段階でご相談いただけましたので、手遅れになりませんでした。
 示談交渉で疑問が生じましたら、些細な事でも結構ですので、ご相談いただければと存じます。