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被害者請求で異議申立をして12級を獲得し賠償額が約4.9倍になった事案

被害者請求で異議申立をして12級を獲得し賠償額が約4.9倍になった事案

事故時診断:下肢(膝)
後遺障害:12級

提示金額 増額 弁護士交渉後
休業損害 75万円 157%UP 118万円
傷害慰謝料 75万円 280%UP 210万円
後遺障害慰謝料 0円 UP 290万円
後遺障害逸失利益 0円 UP 175万円
当初提示額 166万円 490%UP 最終示談額 814万円
増額分 648万円

82歳女性が左脛骨近位端骨折で左膝に疼痛などの後遺障害が残りましたが、保険会社の事前認定では後遺障害等級非該当となり、保険会社は後遺障害等級非該当を前提に166万円を提示しました。
その後、被害者は、そもそも後遺障害等級が妥当なのかどうか、保険会社の提示額が妥当なのかどうか確認したいということで弁護士山口純平が相談に乗り受任しました。
その後、被害者請求による異議申し立てを行い12級13号を獲得しました。
保険会社とは12級を前提として交渉し、最終的には814万円の解決となりました。
当初の示談提示額の約4.9倍となりました。

弁護士からのコメント

弁護士は、左脛骨近位端骨折の診断書やXP写真を検討して、本当に被害者に現在残存する症状(左膝の疼痛)を他覚的に立証できないのかと疑問に感じ、主治医と面談しました。
そこで、医師から画像を見ながらお話をさせていただき他覚的所見はあるとの感触を得ました。
そこで、医師から医療照会書を取りつけて詳細に左膝の器質的損傷を立証して異議申立てをしたところ12級13号を獲得しました。

最終的には814万円の解決となりました。
当初の示談提示額の約4.9倍となり、被害者に大変喜んでいただきました。