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交通事故の解決事例

当初提示額がゼロだったが訴訟で争い、900万円弱で和解をした事案

事故時診断:右橈尺関節脱臼、TFCC損傷
後遺障害:11級

本件事故は、依頼者が歩行中に、進入禁止路を進行中の車両が衝突したものです。
依頼者は手首等を骨折して一年半の入院加療を要し、後遺障害等級併合第11級が認定されました。
相手方は、既往症や時期が重なる別件事故を理由として治療期間の短縮を主張し、代替労働の必要性が無かったとして約7か月分の休業損害を認めず、また依頼者の後遺障害による労働能力の逸失は無いとして後遺障害逸失利益もゼロと主張しました。
そのため、当方から、紛争処理センターに審査を申し立て、相手方から債務不存在訴訟が提起されたため、反訴を提起、最終的に訴訟上の和解が成立しました。

弁護士からのコメント

本件は、相手方から債務不存在確認訴訟が提起され、当方から損害賠償請求の反訴を提起しました。
訴訟においては、相手方主張のいずれも根拠がないこと、事実誤認があることを主張立証し、当方主張を裏付ける根拠事実を丁寧に主張立証しました。
最終的な和解では、傷害慰謝料や後遺障害慰謝料はほぼ当方主張額が認められ、休業損害の必要性も認められました。また、依頼者に後遺障害等級併合11級が認定されていたにもかかわらず、相手方は労働能力喪失期間は5年、喪失率を5%と主張していましたが、裁判所は依頼者の後遺障害が労働能力に影響がないとは言えないと認め、喪失率20%、21年の喪失期間を認めました。
時間は要しましたが、本件では、最終的に900万円弱の和解を成立させることができました。

ご相談者の声

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ご相談者の声

  • 何も分からなくて不安な所、保険会社と相手弁護士と共謀して嘘や恫喝をされて困っていた所に、先生に相談をして細かく話して聞いてもらえ、説明してもらい、全て安心してからお願いする事が出来ました。
    その後も、逐一連絡がもらえて、終わるまで不安がなかったのが一番でした。
    何も無いのが一番ですが、何かあった時、回りで有った時はおススメしたい弁護士事務所であり、被害者に寄り添う山口先生には感謝致します。
最終更新日:2020年2月28日

※個人の特定を防ぐため具体的な金額は1万円単位あるいは10万円単位にさせていただいています。